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皆さんこんにちは!
株式会社Kouei、更新担当の中西です。
本日は「第3回 配管施工における精度管理の鉄則」をお届けします。
配管工事の品質は、設計どおりの寸法精度と接合品質にかかっています。ここでは、施工段階で特に注意したいポイントを詳しく解説します。
事前レイアウト確認
図面どおりのルートを現地で再確認し、ズレや障害物を把握
水平・垂直ラインを墨出しし、正確な位置決めを行う
鉛直度・水平度はレーザー墨出し器で測定
切断・曲げ精度の徹底
パイプ切断は専用工具で直角・切断面のバリ取りを実施
曲げ加工はベンディングマシンで半径・角度を正確に制御
加工後は必ず定規や角度計で検査
鉄則:墨出しと加工検査を厳守し、設計寸法からのズレを最小化すること
溶接・フランジ接合のポイント
溶接前に母材の清掃・アーク開始位置のマークアップ
適切な電流・電圧設定と均一なビード形成
フランジは面合わせ後にトルクレンチで規定トルク締め
継手・ねじ込み接合のポイント
シール材(テフロンテープ・シール剤)は適量を均一に塗布
ネジ山を傷つけず、最後の締め付けはトルク管理
完成後は気密試験でリークチェック
鉄則:接合前の下準備と締結後の試験を徹底し、漏れリスクをゼロに近づけること
施工記録の整備
使用材質・ロット番号・加工データを記録
試験結果(寸法検査・圧力試験)を写真付きで保存
チーム間コミュニケーション
日々の進捗・問題点を朝礼で共有
不具合発生時は即時報告・対策会議を実施
鉄則:記録と共有を徹底し、品質トレーサビリティを確保すること
次回「第4回 配管保守点検の効率化とトラブル予防の鉄則」では、点検手順の最適化や予防保全のコツをお伝えします。お楽しみに!
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